1. 仙石流ピップカウント"Five-Count" の紹介

1.0 Step 0: 基本となる考え方 --- グループ化 ---

fig_001

この図での青のピップカウントはいくらですか。 5 ですね。



fig_002

この場合はどうですか。 「青のピップカウントは 6」ですか。 確かにそれで正しいのですが、 少しばかり工夫した呼び方があります。 ここでは「青のピップカウントは (5+1)」と考えてみてください。



fig_003

同様に、これを「青のピップは 4」と考えずに「青のピップは (5-1)」としてください。 この表記法のすばらしい利点は後に明らかになっていきます。



fig_004

青のピップは (5-2) です。



fig_005

ここまで見てきたように、これらのポイントは全て「5 ポイントファミリー」の一部と考えることができます。 今のところはこれらの -2 から +2 までの誤差は無視してください。 これらのグループを「グループ 1」と呼ぶことにします。



fig_006

これらのポイントは全て「グループ 2」の一部になります。



fig_007

「グループ 3」です。 グループの番号(この場合 3)に 5 を掛けると中心のピップの 15 (= 3 x 5) になります。



fig_008

「グループ 4」です。 この例での中心のピップは 20 (= 4 x 5)です。



fig_009

「グループ 5」です。 バーの上のピップカウントは 25 であり、 またそれがこのグループの中心のピップであることに注意してください。



fig_010

「グループ 0(ゼロ)」です。 ゴール(ポケット)のピップカウントは 0(ゼロ)であり、 またそれがこのグループの中心のピップであることに注意してください。



ボード上の全てのポイントは 6 つのグループ(グループ 0 からグループ 5 まで)に分けられることを見てきました。

誤差 -2 -1 0
(中心)
+1 +2
グループ 0 ゴール 1 point 2 point
グループ 1 3 point 4 point 5 point 6 point 7 point
グループ 2 8 point 9 point 10 point 11 point 12 point
グループ 3 13 point 14 point 15 point 16 point 17 point
グループ 4 18 point 19 point 20 point 21 point 22 point
グループ 5 23 point 24 point バー

1.1 Step 1: グループカウンティング

以下のポジションを例にして、 私のピップカウントの方法を説明していきます。

fig_101

各グループに何個のチェッカーがあるか数え、 その数とグループの番号を掛けた数字を足し合わせます。

グループ 0 内にあるチェッカーの数は 0 0 x 0 = 0
グループ 1 内にあるチェッカーの数は 9 1 x 9 = 9
グループ 2 内にあるチェッカーの数は 1 2 x 1 = 2
グループ 3 内にあるチェッカーの数は 2 3 x 2 = 6
グループ 4 内にあるチェッカーの数は 2 4 x 2 = 8
グループ 5 内にあるチェッカーの数は 1 5 x 1 = 5
+)   30

グループカウントとして 30 を得ました。

1.2 Step 2: ピップの概算

「ピップの概算値」を得るためには上で計算したグループカウント(この例の場合 30)の値に 5 を掛けます。 ただ、5 を掛けるという作業は一般に暗算で計算するのは面倒ですし時間がかかります。 そこで「5 を掛ける」かわりに「まず 10 を掛けてそれから 2 で割る」とします。 これでも結果は同じですし、より簡単に早く計算できます。

(a) 30 に 10 を掛けます: 30 x 10 = 300

単にもう一個の 0 (ゼロ) をグループカウントの数字に付け加えるだけですので、考える必要はありませんね。

(b) その数を 2 で割ります: 300 / 2 = 150

こうして「ピップの概算値」として 150 を得ました。

1.3 Step 3: ピップの補正

ここまでのカウントでは +2 から -2 の誤差を無視してきました。 正確なピップカウントを得るためにはこれらの誤差を 150 という「概算値」に足すなり引くなりしなければなりません。 補正作業は一見面倒そうですが慣れればそれほど難しいものではありません。 同じポジションを使ってこの補正作業をお見せします。

fig_102

ポイントの誤差 (-2, -1, 0, +1, +2) をボードの各ポイントの下または上に示してあります。



fig_103

グループのピップの中心にあるチェッカーは誤差なく計算されていますので、 今後の補正作業で無視できます。 この例では 5 ポイントの 2 個と 20 ポイントの 2 個がそれにそれにあたります。

この補正作業の過程では現在の作業の対象となっているチェッカーをピンク線で囲んで示します。 またすでに作業の済んだチェッカーは白の線でチェックを入れて、 その後の作業では無視できることを示します。



fig_104

ミッドポイント (-2) にあるチェッカー二個とバーポイント (+2) にあるチェッカー二個の誤差は互いにキャンセルします。



fig_105

3 ポイントにあるチェッカー一個 (-2) と 6 ポイントにある四個のチェッカーの内の二個 (1x2) の誤差は互いにキャンセルします。



fig_106

23 ポイントにあるチェッカー一個 (-2) と 6 ポイントにあるチェッカー四個の内の二個 (1x2) が互いに打ち消し合います。



fig_107

残りは 9 ポイントにある一個 (-1) だけで、補正値は -1 となります。

したがって、このポジションの正確なピップカウントは次のようになります:

150 (概算) -1 (補正) = 149
Created by Sho Sengoku
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